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【注文住宅/土地探し】後悔ポイント!?市街化調整区域のデメリット【#09】

2023年5月10日

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こんにちは!ラジ夫です。

前回は、
市街化調整区域ってなに?ここに家は建てられるの?
というテーマでお話ししました。

 

そこでも予告していましたが、今回からは、
市街化調整区域に家を建てるメリット・デメリット
について、私なりの意見をご紹介していきたいと思います。

そして、今回はまずデメリットの方から。やっぱり心配性の性格が出ています。苦笑

あくまで一般論と、私が感じたポイントにはなりますが、市街化調整区域の土地を購入したけど大丈夫・・・?と不安に思っているあなた!参考にしていただけるとうれしいです。。

ほいじゃあ、いってみましょう!

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その1
駅から遠い

市街化調整区域は基本的に、
市街化を抑制する地域とされています。

駅に近いところは人がたくさん来てもらえるように、スーパーや大型のショッピングモール、居酒屋さんや飲食店、娯楽施設などをつくって、
街を盛り上げたい!
活性化させたい!

と考えますよね。

なので、駅から徒歩15分とか20分くらいまでの、便利な場所というのはおそらく、市街化区域ということが多いんじゃないでしょうか。

あとは幹線道路沿いや高速道路が近い地域であったり、大きな企業の工場や工業団地のあたりだったりが、市街化区域に指定されている、ということがあるようですね。

やっぱり、「駅」「道路」「大企業」の近くは、人も多く住むことになるでしょうから、そういった地域は利便性を確保するためにも、積極的に開発をされるのだと思います。

我が家の土地も、駅からまあまあ離れていますね。
子どもが電車通学・通勤になった時は、ネックになるポイントかもしれません。

 

その2
ご近所に同年代が少ない

新しい分譲地だと、今から家を建てるということで、ご近所に同年代のご夫婦だったり、お子さんがいるご家庭が入居されることが多いんじゃないですかね。

なので、同年代のお友達ができやすい・・・かもしれないですね。

一方、市街化調整区域というのは、「農地を確保する」ために設定されることも目的のひとつですから、土地の周りには畑や田んぼが多い、という場所も多くあります。

そのような地域の辺りを見渡してみると、昔ながらの日本家屋がぽつんぽつんと建っているのを見たことありませんか?

また、団地のような住宅地であったとしても、建ってから年月の経った住宅が多く建っているように見受けられます。

そのような土地は、長くその地域に住まわれている方が多い印象で、近所がご年配の方ばかり、ということがあるかと思います。

ちなみに我が家の土地のご近所では、同年代のご夫婦はまだお会いしてなくて、ひとまわりくらい年上のご夫婦が、一番年齢が近い感じです。

でも町内を歩いたり挨拶をしたりしましたが、みなさん、優しそうな方が多いですし、ちょっと離れた町内には同年代の方も多そうなので、逆にメリットと感じる部分もありました。

ありがたいですね。

ただ例外として、市街化調整区域だったとしても、住宅会社や不動産会社が新しく開発した分譲地を持っているケースもあるようですので、そういった場合は同年代のご近所さんが多くなるかもしれません。

 

その3
将来的に価値が下がる可能性がある

これ、未来が読めないからこそ、地味に私が一番気にしているポイントです。

今後日本はますます少子化が進むことが予想されますから、自治体は開発を広げるというよりも、コンパクトな街づくりをすることを目指すようになっているようです。

だってインフラを中心部に集中させた方が、効率よく街づくりや整備ができますよね。

なので、居住誘導地域という、「住む時はここに住んでくださいねー!」と設定している地域があるくらいです。

これ、国土交通省のホームページにも載っています。
https://www.mlit.go.jp/common/001148083.pdf
(出典:国土交通省ホームページ)

この「居住誘導地域」は、市街化区域の中でもさらに中心部となる地域を設定されていることが多いので、市街化調整区域はそのさらに外の外、ということになります。

なので、今は整備されている上下水道や電気、ガスなどのライフライン、バスなどの公共交通機関が、今後どうなるのか

今は普通にゴミの収集をしてくれているけど、人が少なくなってきたら、回収はちゃんとしてくれるのか?

ご年配の方が多く住む地域、ということで、空き家が増える可能性があるかも?なんて心配事は増える一方です。

そもそも市街化を抑制する地域なので、周辺の開発がバンバンされる可能性は低いですし、駅からも遠く、インフラも不安、となると、価値が下がる可能性は否定できないですね。

歳をとった時に
バスがない!電車がない!となると、行動が制限されることもあるでしょうし。

ただ今は電動バイクとか、最近なら電動キックボードとか、足になる手段はいろいろとありますし、移動手段というところに関しては、これからもっと選択肢が広がる可能性もあるとは思いますけどね。

たちまち下半身はしっかりと鍛えて、歳を重ねても歩ける体をつくりたいと思います。笑

 

その4
買い物をできる施設が遠い

市街化を抑制する地域、ということは、買い物をするような施設の建設も制限されている地域、ということでもあります。

なので、生活必需品を買えるスーパーやドラッグストア、100円ショップなどは、ちょっと距離があることが多いかな、という印象です。

ちなみにコンビニは、市街化調整区域でも建っていることがありますね。たまに道路沿いにポツーンと1軒建っているコンビニ、ありますよね。どういう用件で申請をしているかはわかりませんが、建っているということは自治体から、建築許可がおりているんでしょう。

これもさっきのインフラみたいなもんです。歳とった時にどうするのか?みたいなことは考えないといけないかもしれません。

まぁ今はネットスーパーとか便利なものがありますから、なんとかなるかなーなんて気楽に考えているところも、あります。

 

その5
住宅建築には申請費用がかかり、時間もかかる

これは土地を購入するまで知りませんでした。汗

市街化調整区域に住宅を建てる時には、前回の記事でもご紹介しましたが、
都市計画法43条許可申請が必要になります。

都市計画法43条許可とは・・・

簡単に言いますと、原則住居が建築できないとされている市街化調整区域でも、市街化区域から1km圏内にある地域や、市街化区域まで4mの道路がつながっている場合など、条件が満たされていれば自治体に申請をすることで建築可能となる、ということです。

都市計画法43条では、「開発許可を受けた規定の建物以外の建物を建築してはならない」とされており、ここでいう「開発許可」を得るために、自治体に申請が必要になるのです。

大規模な造成工事がないことや、すでに住居を持っている人は申請不可、などの条件はありますが、市街化調整区域でも申請をすれば、家が建てられることがあります。

ちなみに費用は、自治体にもよると思いますが、我が家の土地がある自治体の場合は、
約20万円弱ほどかかることが、土地を契約した後に分かりました。

・・・結構かかるじゃん。

土地を探していて、市街化調整区域の土地を検討中の方は、住宅会社や工務店の方に、
申請費用がいくらくらいかかるのか
それを確認して、この費用を含めて予算を組まれることを、強くおすすめします。

あと、だいたい1ヶ月〜時期によっては2ヶ月くらい、
43条申請には時間がかかります
なので、家が完成するまでの期間がその分延びることとなる場合があることは、覚えておいたほうがよいですね。

ちなみにこの申請は、住宅会社や工務店さんがしてくれると思いますが、申請をするためには、申請建物が建つ位置を確定させることが必要になります。

なので、この申請までの時間をできるだけロスしたくない!という方は、間取りや建物の位置を早めに決めることで、ある程度解決できるかもしれません。

ただし!
間取りは焦って決めちゃいけんですよー!

せやま印工務店@滋賀の場合は、現場で建物の外周部分に縄を張って、建物位置を現場監督さんと一緒に確認する、ということをやりますので、そのタイミングで建物位置を確定させます。

またあらためてお話ししますが、初回打ち合わせから建物が建つまで、最低でも1年はかかると聞いていて、実際1年以上かかる予定です。

あと、せやま印工務店@滋賀で建てられる場合は、土地が市街化区域でも市街化調整区域でも、家が建つまでの期間はあまり変わらないかと思います。
詳しいことは営業さんに確認してみてください。

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あとがき

いやー、やっぱり私は心配症ですね。デメリットはいっつもいっぱい思いついてしまうんですよね・・・。
なので思いのほか長くなってしまいました。

でも、市街化調整区域の土地でも、良いところだってあると思っています!
次回は私が感じたメリットをご紹介しますね。

 

ほいじゃあ、また!今日もありがとうございました!

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ラジ夫

広島、カープ、そしてラジオを愛する元広島市民。 RCCラジオを愛聴。 熱しやすく冷めやすい性格。 ただ好きなことにはとことんこだわるタイプ。 すし子さんのお仕事を、デザイン筆文字とおうちづくりのブログでお手伝い。

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