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【換気システム】実際どう?澄家のコスパはいかほどか!?【#13】

2023年6月2日

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こんにちは!ラジ夫です。

前回、我が家の換気システムは、
マーベックス 澄家-sumika-
を選んだということで、その理由をご紹介しました。

 

ここでも触れましたが、標準仕様からの変更費用って、実はけっこう高額だったんですよ。苦笑

それでもメリットが高い!と考えたからこそ、我が家では採用したのですが、
我が家が契約した2022年9月当時にせやま印工務店@滋賀の標準仕様だった、
第3種換気システム「ルフロ400」と比べて、

  • 実際のところどのくらいコストが高いの?
  • 初期費用はもちろん、ランニングコストも含めると果たしてどのくらいの費用差が出る?
  • てか本当に澄家に変更した方が良い?

ということを私なりにいろいろとシミュレーションしましたので、それをこれからご紹介していきたいと思います。

せやま印工務店@滋賀で家づくりを検討中の方はもちろん、換気システム選びで迷っておられる方にも、参考にしていただけると嬉しいです。

ほいじゃあ、いってみましょう!

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イニシャルコストについて

まずは、
イニシャルコスト(導入費用)
の差です。
そもそもですが、標準仕様となっている設備というのは、

「それを多く仕入れますから、安くしてくださいね!」

と住宅会社や工務店さんがメーカーと交渉して、仕入れができているものですから、コストだけを考えると一番メリットがあるものです。

なので、それを変更するとなると割高な費用がかかる、ということになりますから、
住宅会社や工務店さん選びの時に仕様を確認するということは大切になります。
それは前提としてお考えくださいね。

第1種換気第3種換気に比べると、
そもそも本体自体の価格が高い傾向にあります。

では、私が契約した当時に標準仕様だった
第3種換気システム「ルフロ400」と、
オプションとして追加費用がかかった、
第1種換気システム「澄家」は、本体価格にどのくらいの差があるのか、というのがこちらです。

・ルフロ400:17万7,100円
・澄家VS80:49万4,120円
その差:31万7,020円

https://www.njkk.co.jp/product/tabid75.html?pdid=sk_kf_10
(引用:日本住環境 ホームページ)
澄家 WEBカタログ
(引用:マーベックス)
※いずれも価格は税込、設計価格

上記はあくまでも設計価格(定価)ですし、住宅会社や工務店さんによっては、提示される金額が変わるかもしれませんが、定価ベースだと
約30万円強のイニシャルコスト差があります。

また、ここで比較した「澄家」は熱交換率80%の「澄家VS80」という品番です。熱交換率90%の「澄家VS90」だとさらに費用差は広がります。
(ルフロ400との本体価格差:37万3,670円)

もちろん、換気システムを設置するための工事費用は別途かかりますから、単純に本体の価格だけで比較できないこともありますが、イニシャルコストの差額はけっこう大きいと感じました。

※ちなみに、せやま印工務店@滋賀での追加費用も、おおむねこの差額費用と近い金額でした。ただ、契約時期やオプションなどによっては金額が上下したり仕様が変更されることもあると思いますので、実際の金額や仕様はせやま印工務店@滋賀で確認をされてください。

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ランニングコストについて

次に、換気システムを稼働させるための電気代。ランニングコストです。
第3種換気では月に100円そこそこ、というのに対し、第1種換気では数百円〜数千円といったものもあるようです。

ちなみに、第3種換気の「ルフロ400」のメーカー、日本住環境さんのホームページでは、
「月107円程度」という費用が載っていました。


(引用:日本住環境 ホームページ)

家のサイズや導入するシステムによっても違いはあるようですが、24時間システムをつけっぱなしでも月の電気代が100円そこそこというのは、やっぱり魅力的ですよね。

一方の第1種換気。マーベックスの「澄家」の場合だと、電気代についてはおうちの大きさにもよりますが、
だいたい月に500円くらいになるとのことです。


(引用:マーベックス ホームページ)

ルフロが月107円ですから、月々の差は約400円くらい。
年間だと約5,000円くらいの差になります。

・・・意外と大きくないですか?この差。

ただ、第1種換気では熱損失が少なくなると考えますから、特に冬場の光熱費に大きく影響する、暖房にかかる電気代は第3種換気よりも有利になると仮定して計算しました。

仮に、換気システムにかかる年間の電気代の差を約5,000円とした時、暖房を使う12月〜3月の4ヶ月で電気代の差でそれを埋めるとします。

4ヶ月で割ると月に1,250円。第1種換気を入れることで、第3種換気よりも電気代がそれ以上安くすめば・・・。

なんとなくですが、電気代についてはエアコンの電気代と換気システムの電気代を合わせた場合、そんなに年間の光熱費に差はないかも?

だから、普段の生活をより快適にできるであろう、第1種換気の方がメリットが高いかなぁ・・・?

というのが、私の考える勝手な結論です。

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消耗品にかかるランニングコスト

あとは、フィルターの費用です。

例えば第3種換気の「ルフロ400」では、フィルターは給気口のみについています。
だいたい30坪の家だと、各部屋に取り付けられると想定すると、家全体でのフィルターの数は8〜10箇所くらいでしょうか。
フィルター10個セットの販売価格は4,840円なので、1個あたり484円。
交換目安は約1年となっていましたから、
年間でかかるフィルター代は約5,000円弱となりますね。

https://www.njkk.co.jp/support/shop/detail.html?pdid1=1002
(出典:日本住環境 オンラインショップ)

一方、第1種換気の「澄家」の場合、給気フィルターは1箇所。PM2.5も約95%除去してくれるフィルターだと1本あたり4,950円。交換頻度は1〜2年となっています。

さらに排気口にもフィルターがついています。だいたい30坪の家で10箇所程度でしょうか。このフィルターは50枚入りで3,300円。1枚あたり66円ですね。交換目安は半年〜1年とのことです。

となると、1年間でかかるフィルター代は、
・給気フィルター 4,950円×1本=4,950円
・排気フィルター 66円×10箇所×2=1,320円
合計 6,270円

として計算しました。

これは、フィルターの交換頻度をメーカーの最短時期とした場合で、給気フィルターは高い方を使った場合、という仮定で計算しましたが、これでもフィルター代だけで年間約1,300円くらいの差になります。

あとは10年に1回程度、熱交換素子を交換する必要があるので、それが1万5,000円くらいかかります。

これを年間で割り返すと上記のフィルター代に加えて1,500円くらい必要になります。

なので合計では、
年間約3,000円弱の差
が発生
します。

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メンテナンスにかかる手間について

あとは、メンテナンスの手間
これはけっこう後々に響くんですよね。

第3種換気の「ルフロ400」だと、
本体自体の手入れは年に1回程度
で済むそうです。
それも、本体のシロッコファンにたまったホコリを掃除機などで吸うだけでOKとのこと。

フィルターの掃除は3〜4ヶ月に1回程度、これも掃除機で汚れを吸ってあげれば良いそうなので、カンタンですよね。

一方で、第1種換気の「澄家の場合だと、

給気フィルターは3ヶ月に1回掃除
排気フィルターは2週間〜3週間に1回掃除
熱交換素子は1年に1回程度掃除・・・

と、フィルターの掃除頻度は明らかに高くなります

ズボラな私がこんなマメにフィルター掃除できるんだろうか・・・

という不安は若干あるものの、それを覚悟しての第1種換気への変更です。

・・・でも子どもたちが大きくなったら自分の部屋のフィルターは自分でやってもらおう。

・・・てかむしろ家族みんなで分担してやれるように、今から考えておこう。笑

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総合的なコスト差は?

ここまでのコスト差をまとめると・・・

●本体代(イニシャルコスト):31万7,200円/式(本体価格差)
→仮に15年で本体を交換するとすると、
約2万1,150円/年

●電気代(ランニングコスト):約5,000円/年
●フィルター(ランニングコスト):約3,000円/年

合計すると、
年間で約2万9,150円のコスト差
が発生するという計算になりました。

あ、ちなみにメンテナンスにかかる手間代はここに含んでいません。笑

これを12か月で割ると、月に約2,430円
それを30日で割ると、1日約80円

・・・このコスト差をどのようにとらえるのか、というのは皆さんの感じ方になると思いますが、私としては1日80円でより快適になるのであれば、新築の時に多少金額がかかっても初期投資としてはよいのかなぁと感じました。

そしてなんといっても第1種換気のメリットは、年間を通して家の中の温度を快適にすることができる、というところだと思います。
(※もちろん換気システムをきちんと選んだ場合の話です)

特に「全熱交換型」という、温度も湿度も熱交換してくれるタイプの第1種換気の場合にはなりますが、冬場は寒い空気を暖かくして部屋の中に入れてくれます。

湿気の多い夏場では、暑い外気を部屋の中の温度に近づけて入れるとともに、水蒸気(湿気)を排出される空気へ移動させてもくれる、という仕組みになっているので、部屋の中を快適に保つことができる、と言われています。

これは実際に住んでみないとなんとも言えませんが、ネットやらYouTubeやらを見ていますと、最近は第1種換気を選ばれる方が増えているみたいですね。

住宅の省エネ性が上がってきたということもあるでしょうし、もし第1種換気にして風邪をひかずに済んで医療費が減らせたり、エアコンにかかる電気代が抑えられるのであれば、もしかしたら第3種換気とのコスト差というのが、私の計算よりも少なくなるかもしれませんよ。

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あとがき

せやまさんも住宅の5大要素にいれておられる「換気システム」。
第1種換気にするか、それとも第3種換気にするのか、皆さんが選ばれるときの参考になればうれしいです!

<補足資料>
実際に住んでみての感想、こちらの記事でご紹介しています!もしよければご覧ください!

 

ほいじゃあ、また!
今日もありがとうございました!

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ラジ夫

広島、カープ、そしてラジオを愛する元広島市民。 RCCラジオを愛聴。 熱しやすく冷めやすい性格。 ただ好きなことにはとことんこだわるタイプ。 すし子さんのお仕事を、デザイン筆文字とおうちづくりのブログでお手伝い。

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