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以前、私が購入した土地の水道メーターが13mmになっていた、ということと、一般的な20mmに変更することなく進めた、ということを記事にさせていただきました。
ですが・・・はじめにお詫びを。
私もまったく想定していなかったんですが、どうやら私の購入した土地のある自治体(市町村)の場合、住宅を建て直したり新築する場合、水道メーターを20mmに変更しないといけない、というルールがあったようで、引き渡しの時にはもう13mmから20mmへメーターが付け替えされていました。
もし先ほどの記事をご覧になって、13mm口径で家づくりを始めてしまった方がいらっしゃったら、本当に申し訳ありません!
引き渡し前の精算内容の説明を受けている時、「水道加入金」っていう項目があったので、なんのこっちゃ?と営業さんに確認したら、そういうことだったんですよ・・・。
想定外にまあまあ大きな追加費用でした・・・汗
まあ、なってしまったものは仕方ありません。基本料金は上がりますが、20mm口径だと水圧の心配なく使えるのだと思っています。
でも・・・本当にそうなのでしょうか?
私が一番気にしていたのはシャワーの水圧。それが13mmと20mmではどう違うのか?実験した結果は、
どちらもそんなに変わらない
でした。ちょっと複雑・・・。
では、その実験結果を含めてご紹介をしたいと思います。
今すでに土地を買われたあなた!今まさに土地探しをされているあなた!水道メーターの変更を検討されているあなた!ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
ほいじゃあ、いってみましょう!
もくじ
水道メーターの口径とは?
そもそも水道メーターの口径ってどんな種類があるのか?もう一度おさらいしておきます。
水道というのは道路の下などに大きな径の水道管が走っていて、そこから自分の土地のところに管を引き込むようになっています。
この大きな径の水道管は主管と呼ばれ、一般的に150mm(15cm)の内径となっていることが多いのですが、場所によっては50mm・75mm・100mmなどのところもあるようです。
そして、この主管から各家庭に引き込まれるのですが、この水道管の口径が13mm・20mm・25mmとおおむね3種類に分かれます。
昔に造成された土地の場合、13mm口径となっていることが多いです。これは、造成された当時の家庭で使用する蛇口の数が少なかったことが背景にあります。
13mm口径の場合は、1〜4つの蛇口までが目安とされています。台所・お風呂・洗面所・あと1か所、といったところでしょうか。
昔はトイレもくみ取り式だったりとか、洗濯機が普及する前だったりして、蛇口の数ってそこまで多くなかったです。くみ取り式のトイレなんか、若い方見たことありますかね・・・?
私ももうアラフォーではございますが、昔あった父親の実家でくらいしか見たことないので、なかなか今はお目にかかる機会はないですよね・・・。
で、水洗トイレだったり洗濯機のような水を使う家電がどんどん普及するにつれて、家庭で必要となる蛇口の数も増えていきました。そうなると必要な水の量も増えていくので、水道管に流れる水の量を多くしてあげる必要がでてきます。
水圧は口径の違いによって違うのか?
で、13mmと20mmではどのくらい水圧が違うのかというと、
- 13mm:16ℓ/分
- 20mm:40ℓ/分
となります。これは、おおむね最近使用されている塩ビ(PVC)管に圧力0.2MPaで流した時の水圧ですが、その差2.5倍!
20mm口径では、使う蛇口の数が8〜13か所というのが想定されていますから、13mm口径の約2〜3倍弱の数。だいたい上の数字と合いますね。
じゃあ、実際13mmと20mmではその水圧差を体感するものなのか?幸いと言ってはなんですが、私の実家は引き込まれている水道管もメーターも、それぞれ13mm。
ということで、実験してみました。13mmと20mmではシャワーの水圧は変わるのか!?
13mmでも20mmでも、シャワーの水圧はそこまで変わらなかった
実験の方法は、
- 同じシャワーヘッドを使って
- 同じ温度でお湯を出し
- 同じバケツにお湯を満タンに貯める
バケツにお湯を入れ始めた時からあふれる瞬間までの時間を測ることで、水圧の違いを確認したいと思います。時間がかかればかかるほど、水圧が弱いということになりますね。
では私の実家と私のおうち、それぞれの給湯器の設定と条件をご紹介します。
<私の実家>
・引き込まれている水道管もメーターも13mm
・給湯器はエコキュートの370L
・給湯設定温度は43℃
・高圧タイプではない通常タイプ
・メーカーは三菱電機
<私のおうち>
・引き込まれている水道管もメーターも20mm
・給湯器はエコキュートの460L
・給湯設定温度は55℃
・パワフル高圧タイプ
・メーカーはコロナ(品番はCHP-5HY)
水道管以外の違いとしては、エコキュートの容量とタイプ。父に「パワフル高圧タイプがいいよ」と勧めてはいましたが、
そこまでいらん
と一蹴されました。笑
ちゅうことで、実際にやってみました。結果は・・・
13mm:1分21秒15
20mm:1分13秒93
・・・案外変わらんね。
私としては実家のシャワーの弱さを体感していたので、もっと差が出るかと思っていましたが、意外や意外。たいして変わらないという結果になりました。
13mm口径でもやりようによっては大丈夫かも
一番気にしていたシャワーの水圧は、シャワーヘッドを変えることであまり気にならなくなるみたいですね。もともとついていたモノとは雲泥の差。
ちなみに、シャワーヘッドはジャパネットで購入した、アラミック・シルキーナノバブルシャワーを使っています。先程の実験でもこのシャワーヘッドを使いました。
アラミックのシャワーヘッドは使い勝手が良くて節水効果も高い。さらに水圧もしっかりアップしてくれるのでおススメですよ。
実は、レビュー評価の高い他メーカーのシャワーヘッドを買ってみたこともあったんですが、水圧がもう激弱でガッカリしたことがありました。でも、アラミックのものは実家の13mm口径の水道管でも安心して使用できました!
あと、先ほども書いた蛇口の数。これは、同時に使える蛇口の数ということです。例えば洗い物をしている時にお風呂でシャワーをし、洗面所でつけおき洗いをするために水を出している、ということであれば同時に3か所で使っていることになります。
確かに実家にいる時、母が洗い物をしている時にシャワーを出したら、ただでさえ弱い水圧がさらに弱くなったのを思い出します。
こんな風に同時に使うと水圧は弱くなってしまうんですが、それをうまくずらすことで特段13mmでも大丈夫なんじゃないかな、と思います。
私のおうちで水を同時に使うケースを考えた場合・・・
①洗い物をしながら食洗機を使い、②洗濯機を回しながら③お風呂でシャワーを出し、④洗面所でつけおき洗いのために水を出し、⑤1Fと⑥2Fのトイレでどちらもウォシュレットを使う・・・みたいなことでしょうか。
けっこうムリヤリ絞り出してみました。てことは、同時に4か所以上で使うことってあんまりないかも。
なので対策としては、水を出す時間をずらすこと。
特にお風呂に入っている間に洗い物をする、ということがよくあるかと思います。この時間をずらすだけでも、水圧が弱くなる要因を回避できるはずです。
タンクレストイレ採用の場合は20mmがほぼマスト
1Fのトイレとか、メインのトイレはタンクレストイレにしたい!という方はけっこう多いのではないかと思います。その場合、13mm口径では不都合が起きる可能性があるので要注意です。
一般的なタンクありのトイレでは、水を流すのにタンクに貯めた水を使って流します。ですが、タンクレストイレは水道管の水を使って流すという違いがあります。
タンクがあれば、水が上から下へ落ちる力を使って流すことができますが、タンクレストイレは水道の水圧が十分でないと、うまく流れない可能性があるんです。
なので、どうしてもタンクレストイレがいい!という方は20mmの水道管へ変更した方がいいですね。
あとがき
我が家は予定外に水道メーターを20mmに変更となりました。確かに洗い物をしている時にシャワーを使っていても、水圧が弱くなって困る・・・ということはないので、結果的には変更してよかったのかもしれません。
でも・・・やっぱり想定外の追加費用はちょっと痛かったですね。汗
オプションの予算は検討される方も多いかと思いますけど、こういった細かい項目まで事前に確認して予算取りをしておいた方がいい、ということも、ちょっと頭の片隅に置いておいていただけると良いかと思います。
また今度、実家で洗い物をしている時にシャワーを使ってみて、水圧がどうなるのか実験してみます。その結果はまたご報告しますね!
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