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せやま印工務店@滋賀で家づくりをした我が家。間取りづくりはせやまさんのつくるプラン、せやまどりを参考にさせていただきました。
延床面積約30坪で、家事動線が短くて収納スペースがたっぷり。しかもリビングは開放的に仕上げる、というなんとも魅力的な間取り。畳数は小さくとも広く見えるという間取りは、土地が狭い我が家には最適な間取りになりました。
で、せやまさんの実例紹介動画でよく出てくるのがリビング併設の和室スペース。
(出典:YouTube 「家づくり せやま大学」)
畳の素材としては、天然素材のい草が有名かと思いますが、お値段がやっぱりそれなりにするんですよね・・・。
で、我が家が採用したのはプラスチックの畳なんです。
・・・プラスチック!?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、どうして我が家がこの畳を採用したのか、それを今回ご紹介したいと思います。
ほいじゃあ、いってみましょう!
もくじ
畳はオプションの扱いだった
そもそもせやま印工務店@滋賀の場合、畳は本体価格に含まれていませんでした。いわゆるオプションみたいなものです。他の住宅会社もそうなんですかね?
その金額が・・・1枚あたり2万円。
私が契約した2022年9月当時の内容にはなりますが、畳ってけっこういい値段するんじゃね・・・と思っていました。
もともと先程の写真のように、フチなしの半畳畳にすることを想定していたので、使う枚数は9枚。てことは・・・
畳代だけで18万円。
・・・高いね、うん。
ということになりまして、工務店さんから購入するのではなくて、自分で用意するということにしたのです。
ポリプロピレン樹脂の畳・美草
で、いろいろと探しましてたどり着いたのが、
積水化学工業の美草(ミグサ)です。
見た目は正直、い草の畳となんら変わりません。でも・・・あの独特の香りがしないんです。笑
だって、プラスチックですから。
ポリプロピレンという素材でこの畳はできています。ポリプロピレンというと・・・例えばこの無印の収納ケースに使われている材料です。
プラスチックの中でも加工性が高くて、非常に軽い。しかも変形しにくく熱にも強いということで、身の回りのプラスチック製品によく使われている素材なんです。
そんなポリプロピレン樹脂でできている、樹脂畳の美草(ミグサ)。機能性が高いものなんですが、ここからはその機能をご紹介します!
キレイが長続きして耐久性も高い
天然もののい草は、表面が擦れると毛羽立ちが起こります。長く使っていると表面がハゲてしまう感じになったりささくれができたりして、張り替えが必要になっていきます。
また、色も経年変化しますね。私の実家も畳の部屋があるんですが、やっぱり黄色く変色しています。
でもこの美草(ミグサ)は、非常に高い耐久性があって、メーカーの摩耗テストでも毛羽立ちが起こりにくい、という結果が出ています。また、日光が当たるところでも色の変化が少ないんです。
畳の張り替えをする必要がないということなんで、経済的にもメリットが大きいですね。
お手入れがカンタン!
美草(ミグサ)はプラスチック樹脂でできていますから、水に強いんです。我が家、ヤンチャ盛りの子どもがおりますし、お茶とか牛乳とかジュースとか、こぼすこともありますよね。
天然の素材だったらシミになったり水拭きがしにくいということがありますが、美草(ミグサ)はプラスチックなので水拭きだって大丈夫。サッと拭けば汚れはほぼ落ちてくれます。
耐薬品性も高いので、アルコールで拭くのも大丈夫だと思います。ちなみに我が家は、消毒用よりも濃度が低いキッチン用のアルコールで拭く、というのはしています。今のところ特に問題はなさそうです。
ダニ・カビの心配が少なくシックハウス対策もOK
美草(ミグサ)は日本アトピー協会が推薦する畳表なんです!そのくらいダニやカビの発生が少ないので、小さいお子さんがいらっしゃる家庭でも安心して使えるのではないでしょうか。
また、プラスチック=化学品=体に悪い?みたいな印象をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。まあ、ここはいろいろご意見があるかもしれませんが、ちょっとここではおいておきます。
美草(ミグサ)はFフォースターを取得している材質。シックハウス症候群の問題となるホルムアルデヒドなどの汚染物質を含んでいません。だから安心してゴロゴロ寝転がれます。
私も妻のすし子さんも花粉症持ち。私はハウスダストのアレルギーも持っていますが、畳に寝転がって鼻水が止まらない!なんてことはないので、個人差はあるでしょうが大丈夫かと思いますよ。
価格がお手頃だった!
先程、工務店さん経由でフチなしの半畳畳を購入すると、1枚あたり2万円(税抜)とご紹介しました。たぶんそれくらいが相場なんでしょう。ただ・・・9枚で18万円(税抜)というのは高い。
で、安いといえばECサイト。ネットショップですね。美草(ミグサ)は楽天でもAmazonでも、Yahooショッピングでも購入できます。
こちらであれば、1枚あたり8,200円(調査時)。9枚だと・・・7万3,800円(税込)。
半額以下!
でも・・・安い分ちゃっちいんじゃないん?と心配される方もいらっしゃるかもですね。我が家の畳スペース、こちらです。
見た目は・・・そんなに変わらんことないです?寝っ転がった感じは・・・若干硬めかな?まあ、そんなに気にならんかなと思いますよ。笑
打ち合わせの時に注意すること
今回ご紹介した樹脂畳の美草(ミグサ)。私はこちらのお店、青畳工房さんで購入しました。
で、こちらのお店では形が正方形かつ1辺が60cm〜88cm以内であれば、サイズオーダーが無料!
オーダーだと別注費用がかかるお店もある中、これはほんまにありがたかったですね。
なのでまず注意することは、畳を正方形にできる大きさのスペースにするということです。
せやまさんがおすすめされている、3.1畳のミニ和室。これであれば、タテ・ヨコともに2,130mm(2m13cm)。なので、畳の大きさは1辺が710mm(71cm)の正方形になるんですよ。
このミニ和室、布団が2枚敷けるジャストサイズになるんですが、畳を正方形にするという観点からもジャストサイズですね。
あと、こちらのお店・青畳工房さんでは畳の厚みは15mmとなっています。リビング併設の和室にしたいという場合、フローリングとやっぱりツラになるようにしたいじゃないですか。
なので、畳が入る部分を凹ませてもらうのに、畳の厚み分の15mmをへこませて施工していただく、というのは本当に大事です。それから、畳の周囲に取り付けをされる「たたみ寄せ」というものも施工してもらってください。
ていうことは、そもそも畳を置くことを決めているのであれば、打ち合わせの初めの段階でお伝えしておくことが必要ですね。
そのうえで畳の厚みを考慮してもらうとか、たたみ寄せが施工してもらえるのか、そして畳が正方形になる寸法になるのか、というのを確認されると良いかと思います。
あとがき
将来的に寝室として使えるように、ということも考えたミニ和室だったんですが、数ヶ月前に妻のすし子さんが熱を出した時に活躍してくれました。
シングルサイズのマットレスを置いて寝ていたんですが、ほぼちょうどのサイズ。今はいろいろとモノを置いているんですが、横にも2枚並べられそうですし、寝室としても使えることは確認できたかと思います。
最近は畳ではなくてフローリングにされる方も増えてきているみたいですね。でもアラフォーの私にとっては、ちょこっと寝っ転がれる畳のスペースというのは、やっぱりあってよかったと感じます。
今はホントにいろんな素材の畳があることもわかりましたし、その中でプラスチック樹脂製の畳・美草(ミグサ)も、頭の片隅に置いてもらえるとよいかなぁと思いますよ。
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