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せやま基準の断熱性・気密性はスペックが低いのか?一冬越えての実感レポ【#55】

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こんにちは!ラジ夫です。

2023年10月より、新居にて暮らし始めた我が家。その頃はまだ若干の暑さと秋のさわやかな風が入り混じる頃でしたが、暖冬と言われながらもなんだかんだ寒かった冬に突入。

前々からご覧いただいている方はご存知かと思いますが、私が家に求める性能の一番高い優先順位。それは、

冬に寒くない家

どうしてこの考え方になったのかは、以前にもご紹介をしておりますので、お時間のある方はよろしければご覧ください。

さあ、春になりました。冬の寒さも和らぎ、なんなら夏日になるくらい暑くもなってきましたね。冬につけっぱなしにしていたエアコンもお役御免。

我が家、せやま印工務店@滋賀で家づくりをしましたが、いろいろとYouTubeやらX(旧Twitter)やら見ていますと、ホントにいろんな人の意見・情報を目にします。

特に数値的なところ。断熱性能のUA値だったり気密性能のC値。この辺を、せやま基準を大きく超える高い水準を求められる工務店さんや施主さんのことをお見かけします。

そこで今回は、

せやま基準の断熱性・気密性は低スペックなのか!?

というのを、実際にこの冬暮らしてみた我が家の体感として、お伝えできればと思います。

  • UA値ってどこまで求めるべき?
  • C値は低ければ低い方がいい?
  • 窓の性能ってどこまで必要?
  • どのレベルまで求めればいいの?

など、家の性能面について不安や悩みをお持ちのあなた!あくまで私の個人的な意見と実感にはなりますが、ぜひ参考にしていただければうれしいです。

ほいじゃあ、いってみましょう!

せやま基準の性能値は?

まず、せやまさんが提唱されている、ちょうどいい塩梅の家の性能。比較的温暖とされる省エネ区分4〜7地域の場合、

UA値は0.6以下
C値は0.7以下

をクリアすることが基準ラインです。

ただこれはあくまで家を建てる時の最低ライン、必須項目としています。この基準に満たないなら建てないほうがマシ!とおっしゃってます。

UA値ならZEH基準の断熱性となる0.6を最低限クリアして、HEAT20のG1レベルくらいを目指していくC値は気密施工に慣れた大工さんなら、0.5以下くらいは余裕。目指すところは0.4〜0.3以下、とも聞いたことがあります。

だいたいこのくらいの断熱性・気密性を目安として考えるべき数値だというのが、せやまさんの見解ですね。

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そもそもUA値とは?

このUA値というのは外皮平均熱貫流率というものです。

家(住宅)の内側から外壁や屋根、窓やドアなどの開口部からどれだけの熱が外へ逃げるのか、その熱量というものを外皮、つまり建物の外と中を隔てる境界(窓・壁・床・外壁・屋根など)の面積全体で平均した値です。

その値が低ければ低いほど、熱が逃げにくいということになりますので、断熱性能が高い、ということになります。

UA値は家の形や窓の仕様・大きさ・数、玄関ドアの仕様などによって計算される数値です。だからどの住宅会社やハウスメーカーも、モデルハウスを建てるなどすれば計算できますから、事前に広告することができるんですね。

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断熱性能で出てくるHEAT20って?

先ほどサラッとご紹介したHEAT20。最近は高断熱の家というのがけっこう当たり前になってきている風潮にあるので、その名前を聞く機会が多くなっているように思います。

このHEAT20とは、「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」という機関で、低環境負荷・安心安全・高品質な住宅・建築(以下、住宅等と称す)の実現のため、主として居住空間の温熱環境・エネルギー性能、建築耐久性の観点から、 外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ることを目的とする。ことを設立の目的として掲げておられます。

(一部文章はHEAT20ホームページより引用)

難しい言葉が並んでいますが、つまるところでいうと、建物の断熱性能をアップさせて、住宅の省エネルギー化を普及させたい!ということだと私は解釈しました。

で、こちらの団体が設定しているのがHEATG1・G2・G3という断熱性能能基準。国が設定している省エネ基準では甘い!・・・といったかどうかはわかりませんが、省エネ基準のUA値0.87以下という数値では、断熱性能が低いので、この数値を目指しましょう!というのがHEATG1・G2・G3という基準の数値です。


(出典:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)

せやま基準とされているZEH基準の断熱性は、この表で言うと平成28年基準とG1基準の中間点。地域区分1・2地域では0.4以下、3地域では0.5以下、4〜7地域では0.6以下とされています。

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そもそもC値とは?

C値とは、相当すき間面積の値。建物にどのくらいスキマがあるのかを表す数値です。せやまさんの動画をご覧の方であればもうご存知かと思いますが、この数値が低いほど気密性能が高い、ということになります。

一般的に高気密住宅といわれる場合、C値は1.0㎠/㎡以下とされています。もし30坪・100㎡のおうちであれば、C値が1.0㎠/㎡なら約100㎠。1辺が10cmの四角形なので、スキマの大きさはちょっと大きめのコースターくらい、という感じです。

このC値というのは、先ほどのUA値とは違って計算では数値が出せません。一件一件のおうちで気密測定をすることで数値が出ます。なので同じようにみえる仕様のおうちであっても、数値が異なる場合があります。

断熱性能だけを向上させたところで、スキマ風が入ってくるようでは冬寒くなってしまいますよね。だから断熱性能と気密性能はセットで押さえておくべき性能といえます。

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せやま印工務店@滋賀は標準の性能が高い!

私が契約したせやま印工務店@滋賀。いちばんはじめに、初回打ち合わせの時に見せていただいた資料には、家の仕様として

UA値0.34以下
C値0.5以下

と記載されていました。

このくらい、断熱と気密の性能にはこだわりを持っておられる工務店さんだったんです。せやま基準を大幅に超えるスペック。

特にUA値が0.34以下なら、住宅省エネ区分が5地域が大半の滋賀県の場合、HEAT20の区分ではG2水準。非常に高い断熱性を誇ります。

これは標準仕様の窓・サッシの性能、それから断熱材の性能がやはり高いからですね。

<窓・サッシ>
・オール樹脂サッシのトリプルガラス
・アルゴンガス入り、樹脂スペーサー

<断熱材>
・基礎:ビーズ法ポリスチレンフォーム(熱伝導率:0.034)
・外壁1:高性能グラスウール16k(同0.038)
・外壁2:フェノールフォームボード(同0.02)
・屋根:吹き付け硬質ウレタンフォーム(同0.034)
※熱伝導率の単位はW/m•K

外壁はグラスウールとフェノールフォームのダブル断熱ですから、そりゃあ性能が高いワケです。

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我が家のUA値・C値では、冬寒くなかった

では、我が家のUA値とC値、発表します!

UA値:0.42
C値:0.43

まさにせやまさんがおっしゃっているちょうどいい塩梅になりました。UA値は0.6以下必達で0.5以下を目指す、C値は0.7以下必達で0.5以下を目指すという。

この数値が高いのか低いのか。たぶん高いんだと思いますよ。私は。だって、

冬寒くなかったから。

そりゃあ、断熱性能がHEAT20のG2クラスやG3クラスだとか、C値が0.1や0.2とかなると、数値的にはよいですしより快適になるのかもしれません。ですが、我が家の数値では、十分冬の時期を快適に過ごさせていただきました

なのでこのレベルで十分すぎるくらい、家の性能としては担保されていると思っていただいていいと思いますよ。

ちなみに余談ですが、気密測定の項目でn値というのがあります。これは、隙間特性値というもので、スキマの密度を表す数値になります。数値が1に近ければ近いほど、手直しが必要ないくらい小さな穴であるということです。

逆に2に近いとなると、どこかに大きな穴がボコン!と開いているということなんですが、我が家のn値は1.19。ええ塩梅じゃあないでしょうか。

また、UA値については先ほどせやま印工務店@滋賀の標準が0.34以下とご紹介しましたが、我が家は窓をトリプルガラスからペアガラスに変更しました。なのでその分断熱性能が下がったんですね。それでも0.46以下というのが標準の仕様でした。

特段詳しい数値についてはお聞きしていなかったんですが、入居後にいただいた長期優良住宅の申請書類の中に記載があったのでわかりました。気になる方は長期優良住宅の資料を見られるか、もしくは設計士さんに聞かれてみてはいかがでしょうか。

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あとがき

冬に寒くない家をめざして家づくりをはじめた我が家。
本当にせやま印工務店にお願いをして良かったと実感しています。

正直、せやま印工務店@滋賀は、性能値が高いです。

だから、全部のせやま印工務店さんがこの性能かと言われると難しいんですが、少なくともスーパー工務店のような超高性能でなくても、冬に十分暖かく過ごすことができる、というのは感じました。

しかも建築費用はおそらく大手ハウスメーカーよりもコストを抑えられていると思います。

高いものがイイのは当たり前。安すぎるものは何か理由がある。

そういう意味では、性能値だけじゃなくて基準価格が設けられているせやま基準の考え方というのは理にかなっているなと。

家の性能を求める方は、性能重視型で名前の通ったハウスメーカーをまず検討されるのかもしれません。ですがもう一つの選択肢として、せやま印工務店もあるよ、ということは知っていただけるとより良いのかなと思います。

残念ながらせやま印工務店がない地域の方でも、せやま基準の断熱性・気密性が担保されていれば、快適に過ごせる確率を上げられる、と思いますので、ぜひ楽しみながら、頑張って家づくりされてください!

ほいじゃあ、また!今日もありがとうございました!

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