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我が家はありがたいことに、せやま印工務店で注文住宅の家づくりを経験させていただきました。
注文住宅の魅力はなんといっても、設備や間取りを自由に決められることじゃないでしょうか。
もちろん標準仕様は工務店さんやハウスメーカーで決めておられることが多いと思いますが、YouTubeやInstagramを見ていると、
- 採用してよかった!
- こんなにオシャレになりました!
みたいな設備が、たくさんたくさん紹介されています。
そんな動画を見てしまうと、
- 私もコレ採用したい!
- 便利そうだし採用したい!
- オシャレな家にするにはこれないと無理!
- 快適な住環境には絶対コレ必要!
みたいに、どんどん希望が膨らんでいきますよね。そして追加費用はガンガン上がっていってしまいます。。
でもちょっと立ち止まって考えてみてください。
それ、ほんまに必要ですか?
住宅設備や仕様についていろいろと考え悩んだ結果、我が家では採用しなかった設備について、今回はご紹介していきたいと思います。
今、住宅会社選び真っ最中のあなた!間取りが確定して住宅設備を検討中のあなた!ショールーム巡りをされているあなた!
少しでも参考にしていただき、お役立ていただければうれしいです。
ほいじゃあ、いってみましょう!
キッチンのタッチレス水栓、便利だけど不便
もはやオシャレハウスでは当たり前のように見かけるオプションですよね。私も最初見たときはほんまビックリしました。
妻のすし子さんも、知り合いの家のタッチレス水栓を見る目がキラキラしていましたからね。
確かに便利な設備ではあります。ですが、我が家では採用しませんでした。
一番の理由は水流が調節しにくいことです。
一般的な水栓だと、レバーを上げる具合で水流を調節しますが、タッチレス水栓だとこの小さいツマミで調節します。
(出典元:LIXIL)
ですけど、タッチレス水栓を採用する理由って何でしょうか?手が汚れていても水栓に触れることなく手が洗えることじゃないですか?
なのに水流を調節する時はこのツマミを触らないといけないですよね。
キッチンで水を出す場面って、主に食器洗いの時だと思いますけど、我が家の場合は加湿器の水をタンクに入れたり、マウスピースを洗ったり、お茶を冷水筒に入れるために水道水を出したり、神棚に供える水を入れたり、粉薬を溶かす水を入れたり、もちろん手を洗ったり・・・と、いろいろあるんですよ。
で、場合によって勢いよく水を出したい時もあれば、少ーしだけ出したい時だってあります。
それがタッチレス水栓だと、水流を変えたい時は毎回ツマミを触らないといけません。
だったら別にタッチレスじゃなくてもよくないか!?と思ったんですよね。
なので我が家はこんな水栓です。
(出典:KVK)
KVK製のシャワー水栓。水栓の先端部分を押すと、シャワーとカランを切り替えることができます。そして、ヘッドが伸びるのでシンクのすみずみまで水をかけられます。
この水栓じゃあ手が汚れている時にどうやってレバーを上げるんよ!とお思いの方。ご安心ください。
ヒジが使えるじゃないですか!ヒジが!
料理している時に、ヒジまで汚れることってそうそうないですよね?これなら手がいくら汚れてても平気ですし、何の問題もなく水を出すことができます。見た目はダサいかもしれませんけど、そんな姿ってめったにお客さんに見せないですよね?
てかそんな頻繁にお客さん来ませんよね?大丈夫大丈夫!
あと、タッチレス水栓ってオプションになっている住宅会社さんがほとんどだと思います。だいたい金額的には5万円から7、8万円くらいが相場かと。
5万円って結構なお金ですよ。そこそこいいオーブンレンジや炊飯器が買えちゃいます。
我が家では手が汚れたときでもヒジでレバーを上げますから、キッチンのタッチレス水栓は採用しませんでした。
もしも私がタッチレス水栓を検討するのなら、洗面所かトイレの水栓に採用するか考えますね。
その2つは手を洗うことを目的とした手洗い器がありますし、石けんを使うことも多いでしょう。
で、キッチンほどレバーが大きくなかったり、必ず指でつまんで蛇口をひねらないといけない形状だったりするんです。
そこがタッチレスであれば、汚れたり泡がついた手でレバーを触ることなく水が出せますから、ほんま便利かと思います。
なので私ならキッチンよりもトイレや洗面化粧台など、手洗い場のタッチレス水栓を優先します。
タンクレストイレは数日で見飽きると思う
Instagramなんかでは、めちゃめちゃオシャレなトイレの画像がアップされてますよね。
リモコンをオシャレなものに変えたり、こだわりのペンダントライトをつけたり、壁紙を全面変えてシックな雰囲気にしたり・・・。
で、そんなオシャレトイレには決まってタンクレストイレが採用されているんですよ。
でも・・・デメリットってけっこうあると思いますよ。
最大のデメリットは、お金をかけたわりに見飽きてしまうことじゃないでしょうか。
・・・こんなこと言うと元も子もないかもしれませんけどね。
確かに見た目はスッキリしてカッコいいです。あと、タンクがない分掃除がしやすいように見えます。
でも・・・我が家の場合は特段タンクレスにこだわりがなかったことと、標準仕様から変更すると約8万円ほどかかる見積もりでした。
ちなみに標準仕様で我が家が採用したトイレはTOTOのZJ2という、工務店さん向けの商品。
※写真は手洗いなしタイプ
そして、タンクレストイレはTOTOのNJ1という、これまた工務店さん向けの商品で見積もりされました。一般向け商品だと、ネオレストDHという名前で売られていたものとほぼ同じ仕様のトイレでしたが、どうやらネオレストDHは廃盤になっているようですね。
標準仕様となっているトイレ、ZJ2でも、自動洗浄機能があって温水洗浄便座つき。リモコンで操作ができるのはタンクレストイレと同じでしたし、機能的にはなんら不便がなかったんですよね。
トイレをタンクレスにしたところで、変わるのはおそらくフタの自動開閉くらいじゃないでしょうか。それに8万円をかけるのはもったいない!という判断で、我が家では採用しませんでした。
実際住んでみて、トイレの形が気になったことはまあ・・・
正直、ないですね。
せっかく費用をかけてオシャレなトイレにしても、トイレは将来的に必ず取り替えの時期がくる設備だと思っているので、追加費用をかけてまでタンクレスにしなくてもよくないか?という判断をしました。
床下エアコンは必須じゃなくゼイタク品
これも最近よくお見かけしますね・・・。家庭用エアコンで足元から暖めて、ついでに家全体を暖める・・・みたいな空調計画です。
正直、せやま印工務店ほどの性能があれば、1階に取り付けたエアコンを稼働するだけで、家は暖かくできると実感しています。
また、床が冷たい!というのが嫌で床下エアコンを採用するという方。これは、どこまで床の暖かさを求めるかによって判断が別れるかと思います。
我が家の1階フロアには、ウッドワンさんのピノアースという無垢材フローリングを採用しています。
このフローリングは表面がデコボコしている「うづくり」という加工がされています。無垢材って熱伝導率がもともと低いんですが、このうづくり加工がされていることにより、表面のデコボコに空気が入り込んで、より暖かく感じるフローリングになっています。
もちろん、ピノアースを採用したとしても、床自体を暖めているワケではありませんから、床暖房や床下エアコンに比べると、床の温度は低いかと思います。
ただこちら、真冬の時期の朝5時。我が家のリビングの床温度は・・・
どうでしょう?そこまで冷たく感じるものではなくないです?
そして、床下エアコンは基本的に冬に使うもので、夏にこのエアコン1台で快適に過ごせる・・・ということは難しいと思います。
夏は外気よりも部屋の中の温度が低くないと、快適ではありませんよね。で、冷たい空気は上から下に動きます。
ということは床下から冷たい空気が出ても、その空気は上に上がりにくいのでは・・・?
なんなら、1階のリビングエアコン1台で2階も冷やすというのは非常に難しいですよ。
実際、UA値0.42・C値0.43の我が家で1階のエアコンをつけっぱなしにしていても、エアコンなしの状態よりは多少マシではありますが、2階はやっぱり暑く感じます。
だから、床下エアコンだけでは正直、家全体を冷やすのはかなり難しいと思いますよ。なんなら床下に冷気が溜まってしまって、結露が発生するリスクも上がるかと。
ですから、冬は1階のリビングに設置するエアコン1台でまかなって、夏は1階のエアコンと2階のエアコンを1台ずつ、合計2台稼働させるのが、最低限必要な空調計画になると思いますね。
床下エアコンは決して悪い設備ではありませんが、我が家にとってはゼイタクな設備、ということで不採用としました。
あとがき
今回はまず3つほどご紹介しました。
特にタッチレス水栓とタンクレストイレなんかは、InstagramやXなんかの施主さんアカウントだと、だいたい採用されている設備じゃないかなぁとは思います。
確かにうまく使えば便利な設備ではあるんですけど、生活スタイルや習慣によっては、使いにくい設備になることだってあります。
それから、当たり前ですが余分にコストがかかりますから、ホントに必要かどうかは一度立ち止まって考えてみてもいいのではないかと思います。
さて、我が家が採用しなかったオプションはまだまだあります。なので、次回も続きをご紹介していきますね。

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