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前回は、玄関の寸法という少々マニアックな内容を記事にしました。
今回は、玄関の収納スペースについてです。
玄関ってなんだかんだゴチャつきます。しまうモノは靴だけじゃなくて、傘だったりカッパだったり。
人によってはキャンプ道具とか、自転車に乗るならヘルメットとかもどこかにしまわないといけませんね。
なんだかんだモノでいっぱいになるのが玄関周り。なので収納はできるだけ多く、かつできるならスッキリとさせられるように、計画したいものです。
ただ、前回の玄関と同じくスペースを取りすぎてしまうと、家はどんどん大きくなりますので、過不足ないスペースを取ることが大切ですね。
我が家は玄関収納をシューズクロークにしました。ここもけっこう悩んで考えた間取りのひとつです。
- シューズクロークってどのくらい広さが必要?
- 使い勝手はどんな感じ?
- 設備は何が必要?
など、間取りづくり真っ最中のあなた!リフォーム・リノベーションをお考えのあなた!ぜひご覧いただけるとうれしいです。
ほいじゃあ、いってみましょう!
もくじ
シューズクロークにした理由は、モノがとにかく多いから
玄関の収納って、一般的なのはシューズボックスですよね。
※イメージ
私の実家もすし子さん(妻)の実家もシューズボックスでしたし、賃貸の時もシューズボックスでした。
ですが・・・シューズボックスだけだとモノがあふれて納めきれないんですよ。特に我が家の場合。汗
クツはもちろんですが、小さい子どもがいるのでベビーカー置き場がいる。雨の日用にカッパや傘だって置かないといけない。外用の掃除道具も置いたりすると、もう・・・
置ききれません!
だから、シューズボックスの設置はハナから考えず、シューズクロークのスペースをどうやって作るか?ということに集中しました。
家族4人分の靴の量は、1人20足+αを目安に!
これ、私が勝手に基準作りました。笑
というのも、4人家族だとだいたい60足が目安とか言われているようです。
これ、男女でも差がありまして、女性は1人あたり約15足。男性は約6足が平均の数と言われています。女性の方が靴の数は多いようですね。
まぁ、これでも若干少ないような感じがしますし、なんなら靴って長靴とかブーツとか、背の高い靴もありますよね。
そういう靴を収納しようと思うと、2段分くらいの高さが必要になるので、どうしても収納量は減るんです。
てことで、多少余裕を持ったスペースを考えた方がいいかと思い、1人20足くらいは必要かなぁと考えました。
シューズクロークは真ん中通路で両サイドに収納を!
で、やっぱり収納量を確保しようと思ったら、限られたスペースを有効に活用しないといけません。
せやまさんもよくおっしゃっていますが、真ん中に通路を持ってきて、両サイドに収納を作るようにスペースを取りたいです。
我が家もなんとか両サイドに棚をねじ込み、ギリギリのサイズでシューズクロークのスペースを確保しました。ちなみに通路の幅寸法は・・・
最低限以下の590mm(59cm)!
棚の奥行きは300mm(30cm)。 (※棚板自体の奥行きは290mm)
システム収納は内寸幅779mmと619mmのものを入れました。
土間のスペースとしては内寸で、奥行き1m44cm×幅1m23cm。1畳強というくらいでしょうか。
通路は決して広くないです。でも、そんなに長い時間いる場所でもないですし、通れないこともない。そこまで不便には感じることはないかなぁと思っています。
正直通路幅は多少狭くてもいいから、
両サイドに奥行き30cmの棚を作ることを優先。それによって、最大で100足は入るくらいのスペースができました。
スペースとしてはコンパクトでも、収納量を確保できるシューズクロークは作れますんで、やっぱり両サイドに収納をつくるように設計することは大切ですね。
もちろん、アウトドアグッズを置きたい!とかベビーカー置き場を作りたい!とか、おうちによって事情もいろいろあると思いますから、それは使い方に合わせて設計してみてください。
ニオイ・カビ対策は必須!
靴って、どうやってもニオいますよね。普通にしていてもニオうのに、雨の日や夏だと足や靴が蒸れてしまって、いつも以上にニオいます。
このニオイ、イソ吉草酸という成分です。足についている雑菌が汗や皮脂、古い角質などの分解をするときに発生する成分で、不快でイヤ〜なニオイの原因物質です。
しかもこのイソ吉草酸、アルコールで除菌できないんです!重曹などのアルカリ性分で中和することができるようなんですが、毎回スプレーする、なんてのは面倒ですよね・・・。
なので、必ず換気扇をつけましょう!
この換気扇、シューズクロークの奥の天井につけています。我が家は換気システムの澄家につなげているんですが、これのおかげでほとんどニオイを感じることはありません。
まだ夏を経験していないのでなんとも言えないんですが、たちまち玄関がクサい!と感じたことはないですね。
また、シューズボックスに入れっぱなしにしていると、靴がカビてしまうことを何度も経験していますから、その点でも換気扇は必要かと思います。
栄養や水分、酸素が豊富で、温度が25℃〜28℃くらいの条件が、カビの生えるベストの条件らしいんですが、空気の流れが悪い場所も、生えやすいと言われています。
なので、換気扇はニオイとカビの対策として、設置は必須にした方が良いと思います。
収納するモノはどんどん変化する!おススメの収納!
シューズクロークの収納って、可動棚にすることが多いと思うんですが、我が家は
ウッドワンのe•ra•bo(エラボ)
を採用しました。
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収納棚がアームハング型の収納棚であれば、長い棚板が入れられます。が、e•ra•bo(エラボ)は規格が決まっています。
玄関収納用の棚板というのがありまして、プラスチックでできているものなんですが、299、459、619、779、939mmの間口(幅)に対応。つまり、収納の内寸はこの5種類の幅から選ぶ、というワケです。
もともとはシューズクロークのスペース、幅が1500mm(1m50cm)とれるくらいのスペースがあったんですが、e•ra•boを入れてちょうどの長さにするため、壁を外壁側から室内側へ”ふかし”たんです。つまり、狭くなったってこと。汗
これは規格が決まっているからこそのデメリットですね…。でもまあ、1500mm→1449mmなので、約50mm(5cm)。収納にもならないくらいの幅なので、しょうがないと割り切っています。
ちなみに、引き渡しの時はこんな感じでした。
でも、住みはじめてみると、
- コートとか上着をかけられるようにしたい
- ヘルメットを棚に置くより吊るしたい
- カッパをかけるスペースが狭い
- 傘ってあんまり使わないから奥に置いておきたい
とか、いろいろ考えだすんですよ。そうなった時にも、
e•ra•bo(エラボ)なら柔軟に対応できます!
そして今の我が家の状態がこちら。
引き渡しの時にもパイプハンガーは1本つけていましたが、さらに2本追加で購入しました。これで、奥側に傘かけをして使用したり、手前側にはコートかけを作ることができました。
間取りを考えるときにコート掛けのスペースをとっておられるおうちもありますが、見た目はともかくシューズクロークの中にでも、コート掛けをつくることができます。
ちなみに、パーツ類はこちらのリンクから購入できます。
棚板が壊れたり、パイプハンガーを追加で購入したりする時も、メーカー純正のパーツだから安心。しかも、
無料の会員登録をすれば全商品が10%OFF!
おトクに購入することができます。
正直、家の全部の収納をe•ra•bo(エラボ)にしたかったくらい。もし標準仕様になっているのならラッキーですし、追加費用がかかるとしても、シューズクロークにe•ra•bo(エラボ)を採用するのはほんとにおススメします!
もう1回、記事のご紹介しておきますね。笑
ぜひご覧になってみてください。
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あとがき
システム収納の機能だったり工夫次第で、多少狭くても収納量も使い勝手も良いシューズクロークをつくることはできます!
なんだかんだゴチャッと見えるかもしれませんけど、ロールスクリーンをつけておけば目隠しもできますし、なんならほとんど開けっぱなしになります。ほんと。
玄関は機能重視で考えるのが良いと思いますよ。あなたの間取りづくり、応援しております!
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