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今回は家に帰ってきてまず最初に入る場所。
そう、玄関のハナシです。
玄関は家の顔なんて言葉があり、玄関はその家の格を表す、とか昔は言われていたようですね。
でも今は建物の大きさもコンパクトになってきていますし、一つひとつのスペースは小さくなっています。
間取りを考える中で、リビングはやっぱり大きくしたい!と考えると、玄関に使えるスペースはどうしても限られますよね。
さて、自称せやま大学門下生のワタシ。玄関の間取りもせやまさんの推奨されるサイズを頭に入れながら、寸法をしっかり検討しました。
- 玄関の広さは、実際どのくらい必要?
- 最低限必要な寸法は?
- 狭い玄関って、使い勝手はどう?
- 玄関に窓は必要?
など、間取り検討中のあなた!ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
ほいじゃあ、いってみましょう!
もくじ
ポーチと土間のサイズはそれぞれ1.5P×1.5Pあれば十分
せやまさんが推奨とされている、
大きすぎない玄関のジャストサイズ
として推奨されている大きさですね。
(出典:YouTube「家づくり せやま大学」)
この「P」という寸法は、910mm(91cm)を1Pとして計算します。910mmは「尺モジュール」という図面の書き方で、1マス分となる大きさです。
これ、我が家の図面の一部なんですが、図面の中のこの四角。これの1辺が、尺モジュールの場合は910×910mmということです。
寸法の見方は、柱の中心から中心までの距離
基本サイズが1.5P×1.5Pということは、1P=910mmなので、910×1.5=1,365×1,365mm。
だいたい1m40cmくらいとなります。
両側に壁がある通路や廊下の幅は、
最低でも600mm(60cm)が必要。750mm(75cm)あれば余裕!
と言われます。
となると、1m40cmなら大人2人が並んでも十分な幅・・・と思いたいところですが、ここでちょっと注意!
この「尺モジュール」で寸法を測る時には、実際の壁から壁の幅、いわゆる内寸ではなくて、
壁の中心から壁の中心までの距離
で寸法を測るんです。
壁の厚さは基本的に100mm(10cm)になっていることが多いです。だから両サイドの内寸は、その半分の50mm(5cm)ずつ短くなる。
というワケです。
先ほどの1.5Pという幅をとった場合、実際の玄関の幅は、
1m40cm−5cm−5cm=1m30cm
となります。
あれ?けっこうギリギリ!?
玄関の幅が1.5P、なんなら1.25Pでも住んでみたら意外と大丈夫
大人が通れる通路幅は最低限60cm必要と書きましたけど、玄関で靴を脱ぎ履きする時って、2人で並ぶことってあります?
実際に住んでみると、同じタイミングで靴を履いたり脱いだりすることって、あんまりないんですよね。
お客さんが来た時はどうしよう・・・と考える方もいるかとは思いますが、年に何回くらいあるかなぁ・・・?
我が家は毎月のようにホームパーティーする、なんて家ではないので、大人2人横並びで靴を脱ぎ履きするケースはほぼありません。
だとしたら、幅は1.5Pでなくて1.25P(約1m15cm、内寸約1m)でも良いのでは?
では、我が家の玄関です。
玄関ホールの内寸幅は約1m。でも、子ども2人が並んで座れます。
うん、大丈夫!
狭い玄関なら框の切り方をナナメに!
先ほどの写真でお気づきの方もおられると思いますが、玄関の框(かまち)をナナメにしてもらいました。これがまっすぐだと、ホールか土間のどちらかのスペースを圧迫します。
土間の部分はできるだけ広く取りたいけど、ホールも最低限の広さが欲しい。そんな時は幅方向の左右どちらか、片側だけでも広くしておくと使い勝手がUPします。
ちなみに、ホールと土間部分の奥行き寸法は、
ホール:94.5cm(短い側)ー1m13cm(長い側)
土間:1m2cm(短い側)ー1m22cm(長い側)
です。
長さだけ見ると狭く感じるかもしれませんが、けっこう十分なスペースですよ。特にホールは奥行き1mもあれば十分かと。できれば土間部分を広く取りたいですね。
雨の日なんかはカッパを着ていたり傘を畳んだりしますから、土間のスペースが広いに越したことはないです。なるべく広めに取ることをおススメします。
玄関はやっぱり明るい方が気持ちいい
間取りを考えている時には、
って考えていましたが、妻のすし子さんが、
と強く主張してきたので、窓をつけることにしました。
結果、つけてよかったと思います。
すし子さん、さすが!ファインプレーです!
というのも、標準仕様になっていた玄関ドアが、YKK APのヴェナートD30だったんですが、いいなと思っていたデザインのドアに窓入りがなかったんですよね。
もちろん追加費用を出せば窓入りもできたんですけど、まあまあの追加費用だったんです・・・。汗
なので、ドアは窓なしにしたというワケです。
となると、玄関には全く窓がない状態。なので・・・窓がなければ昼でも夜でも、暗い玄関になっていたかなと思います。
別に電気をつけたくない!なんて考えてはいないんですけど、やっぱり明るい方が気持ちはいいです。笑
窓ありのデメリット その1
冬に寒くはなりやすい
もちろん窓があることのデメリットもあります。それは、
寒くなりがちなこと。
1月末の朝一番。玄関ホール・床の温度はこんな感じ。
そして同じ時間のリビングの床の温度はこうです。
床の温度だけでも3℃違います。リビングのドアを閉めていると、玄関の空気は明らかにヒヤッとします。
壁よりも窓の方が断熱性は低いですし、ドアの断熱性は窓よりも低いですしね。
窓のサイズは、02613(サッシ幅26cm×高さ1m30cm)。私の印象としては大きすぎないけど小さくもない、って感じです。
昼間は光が入るし明るくていいんですが、熱はどうしても逃げます。だから、つけるとしても大きすぎないものを選ぶことをおススメします。
我が家は西側に窓があるので、夏はどんくらい暑くなるんでしょ・・・?今から楽しみでもあり怖くもあります。苦笑
<h2>窓ありのデメリット その2
多少外が気になる</h2>
あとは、FIX窓の型ガラスにしていたとしても、玄関正面に窓をつけているので、多少なりとも部屋の人影が外に見えます。てことは、外に人がいると中がうっすら見えるんですよね・・・。
特に夜は気になります。
あいにく我が家はその窓にロールスクリーンをつけていないんですが、もう我慢できん!となったら後でロールスクリーン、つけようと思います。となると、追加で費用かかっちゃいますよね。
なので、できることなら外の目線に合わない高さでつける方がいいかもしれません。ここはあまり考えてなかったところでした。汗
玄関に窓をつけるのはこんなふうにメリット・デメリットがあります。なので、せやまさんのおっしゃるように、玄関ドアを窓入りにする、というのがちょうどいい塩梅かもしれませんね。
追加費用との兼ね合いもあるかと思うので、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
あとがき
我が家の玄関スペースは、正直そこまで広い方じゃありません。なんなら狭い方だと思います。でも、実際使ってみると不便に感じたことっていうのは、私はないですね。すし子さん(妻)の意見はちょっと聞いてないですけど。苦笑
玄関を過不足ない広さにしたことで、リビングとかキッチンとか、必要なスペースを広く取ることができました。
今回ご紹介した内容が、「狭い玄関って大丈夫・・・?」と心配しながら間取りを検討されている、あなたの一助になればうれしいです!
とはいえ、玄関には収納が必要ですよね。次回は玄関の収納についてご紹介します!
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