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前回は、多くの方に人気の住宅設備ですが、我が家では採用しなかったオプション設備について、3つご紹介しました。
今回はその続き。住宅設備や仕様についていろいろと考え悩みましたが、結果的に我が家では採用しなかった設備について、さらにご紹介していきたいと思います。
今、住宅会社選び真っ最中のあなた!間取りが確定して住宅設備を検討中のあなた!まさに今ショールーム巡りをされているあなた!
少しでも参考にしていただき、素敵なおうちづくりの一助になればうれしいです。
ほいじゃあ、いってみましょう!
造作洗面はリスクが多い・・・?
私がお世話になったせやま印工務店@滋賀は、標準仕様の範囲であれば、造作の洗面台が追加費用なしで対応いただける工務店さんでした。
実際、造作洗面台の施工実績は多いようなので、提案力もあって対応できる建材も多いです。なので、どうしても洗面は造作がいい!という方はおススメしてもよいかとは思います。
では、我が家はなぜ造作洗面にしなかったのか。その理由は、
コストと収納です。
せやま印工務店の場合、メーカー既製品の洗面化粧台は幅900mmが標準仕様となっています。ただ我が家は絶対に幅を広げて、だいたい1200mmくらいにしたいと最初から決めていました。
で、造作でその幅にしようと思うと、それだけで8万円くらいの追加費用となる見積もりだったんです。
さらに、既製品では当たり前のミラー型収納。これを造作洗面台でやろうと思うと、商品代の約6万円+施工費がかかります。
さらにさらに、水栓は汚れがつきにくいように壁付けにしたいと思っていましたが、造作洗面台でやろうと思ったら標準仕様外なので、また追加費用。
そして、洗面台の下に棚を作ることはできるものの、引き出しや扉付きにしたらこれまた追加費用・・・。
というように、とにかく造作洗面台はコストがかかる!
たぶん上にご紹介したような内容をすべて網羅しようとすれば、きっと20万円以上の追加費用がかかることになると想像します。
我が家は標準仕様のタカラスタンダード・エリシオから、トクラスのエポックに変更+W250のキャビネット追加としました。
住宅設備のメーカーを標準仕様のものから変えると、追加費用がグンと上がる傾向にあります。ただ、我が家の場合はこの変更でも約8万円ほど。
機能や収納は充実するのに、コストは造作にするより安くすむ。それならデザインよりも機能性を重視するのが我が家の考え方。
なので造作洗面台を採用しなかった、ということです。
あとは、万が一水漏れやトラブルがあったり、将来設備の交換をしないといけなくなった場合、造作洗面台だと一度解体しないといけないリスクがあるとも考えました。
既製品なら現状の設備を取り外して、新しいものに交換すればよいでしょうから、解体して作りなおす手間が発生しないので、それよりは手間がかかりにくい工事になるかと思います。
この先リフォームをする可能性はおおいにありますし、保険的な観点からも我が家はメーカー既製品を採用しました。
フロアタイルはやめといてよかった・・・
せやま印工務店@滋賀では、脱衣所やトイレなどの水回りのフロアに、フロアタイルを採用することが標準仕様で可能でした。
ですが、我が家が選んだのはクッションフロアです。
なぜか?それは、
タイルの目地に水が入り込むリスクがある
ことと、
フロアタイルは冷たくて硬い
ことの2点が理由です。
まずはタイルの目地に水が入り込むリスクについて。これは、せやまさんがライブ配信や動画などで度々おっしゃっていました。
フロア材の下は合板が貼られていますから、水が下に入り込んでしまうと、いずれ腐ってしまったりカビが生えるリスクがありますよね。
そして、冷たくて硬いこと。これは脱衣所での採用をためらった理由になります。
せっかく高断熱・高気密のおうちができたとしても、足が接する床が冷たかったら、寒さを感じてしまってもったいない気がします。
また、硬い床って万が一転倒した時にケガをするリスクだって上がってしまいます。
なので、トイレや脱衣所という水回りには、我が家はクッションフロアを採用しました。
汚れても洗剤を吹き付けて掃除ができるのでラクですし、今はけっこういろんな柄がありますから、そこまでダサくはならんかと思いますよ。
お風呂の自動洗浄機能はいらん!
お風呂の掃除ってなかなか毎日面倒だと感じている方、多いですよね。
ですからユニットバスの自動洗浄機能って、各社オプションとして用意されています。
例えば一番人気のユニットバス、TOTO・サザナの場合は「おそうじ浴槽」という機能があります。リモコンのボタンを押すだけで、浴槽に溜めたお湯を排水した後、洗剤とお湯が噴射されて自動で洗ってくれるというもの。
LIXILやタカラスタンダード 、トクラスににも同じような仕組みで浴槽を自動で洗ってくれる機能がオプションとしてあります。
ですが、我が家ではそれを採用しませんでした。なぜなら・・・
いい洗剤がすでに売っているから。
こちらです。
バスマジックリンのエアジェットEX。
この商品、どうしても手洗いができないくらい忙しい朝や、おでかけ前にお風呂掃除ができなかった時によく使っていましたが、あまりにも便利なので最近は毎朝使っています。
シャワーで浴槽全体を水で濡らして、スプレーを全体にかけて待ちます。メーカーは30秒と言っていますが、私はだいたい3分くらい待ちますね。待っている間は洗濯機から乾太くんに洗濯物を入れたり、ハミガキしたりして。
そしてシャワーで流したら、浴槽のザラザラ汚れがある程度落ちてくれます。
お風呂の自動洗浄機能って、ボタン一つで手間のかかるお風呂掃除ができちゃうので、確かにラクではあります。でも、この洗剤なら手洗いすることは基本的にしなくていいですし、やってることってあんまり変わらなくないですかね?
で、1か月毎日使ったとしてかかる費用は約500円程度。この洗剤を使い続けた場合、1年で6,000円、10年で6万円、20年で12万円かかります。
自動洗浄機能のオプションがいくらくらいするかは分かりませんけど、10万円くらいのオプションだとしたら、この計算だと元をとるのに15年くらいかかるんじゃないでしょうか?
しかも機械だからいつかは壊れたり交換しないといけないかもしれないし・・・。
だったら我が家の場合はいらないかな・・・言うて手洗いしたとしてもかかる時間って3分くらいですし、ちょっと早起きしたらなんとかなるレベルです。
ラクはラクですが、それだけお金をかける価値があるのか?よく考えてみてください。
ただし!浴槽の材質は人造(人工)大理石にするのは優先で考えた方が良いでしょうね。汚れの落ち方がホントに違うことを実感できますよ。
金属の見切り材は危ない?
これは、採用まであと一歩手前まで来ていたものではあります。特に妻のすし子さんが希望していたものでした。
我が家の場合、見切り材が入る部分は1F・2Fのトイレとフロアの境目と、1Fの脱衣所とフロアの境目の計3箇所。一応概算で見積もりしてもらうと、5万円くらいの費用がかかるということでした。
・・・高くない?
金属にすると確かにスッキリしてカッコ良くはなります。でも、それだけのために5万円って・・・高くない?
ちゅうことでこちらも我が家では不採用です。実際に採用したのはこちら。
ウッドワンの木製見切り材です。特に追加費用はかかりませんでした。
モデルハウスを見学させてもらった時、そのおうちについていた見切り材は、幅が広くてちょっと目立つような木製のものでした。
それであればちょっと・・・と思っていたんですが、見切り材をアルミにするかどうか・・・みたいな打ち合わせをしているときに、現場監督さんがこのウッドワンの見切り材を提案してくださったんですよね。
実際に見てみるとそこまで幅が広くなくて、床材の色とも合っていたので目立ちにくかったんです。なんならむしろカッコいいと思えるくらい。
ちなみに、金属製の見切り材のリスクとして何らかの原因で出っ張った時に足を切る可能性があるとせやまさんがライブ配信でおっしゃていました。
実際そういったレビューは見たことがなかったんですが、可能性としてそういった危険があるのなら、採用しない方がいいんじゃないか?
ということで、このウッドワンの見切り材に決定しました。
あとがき
人気の設備って、より便利で快適にするために採用を検討している方が多いと思いますが、タンクレストイレだったり造作洗面や金属の見切り材なんかは、よりおうちをオシャレにするための仕様ですよね。
家をまじまじと眺めることって、たぶん住み始めて2週間くらいの間だと思います。それを過ぎたらその環境が当たり前になっていって、実際住んでみると気になるポイントってどんどん減っていくものです。
せやまさんもおっしゃってましたが、カッコ良かったりオシャレに見えることももちろん大事ですが、
家はあくまでツール。
このせやまさんの言葉が、住み始めると身に染みて分かりますね。
バチバチにオシャレでなかったとしても、ダサくなければそれでいい。
デザインや意匠も大切にしたい気持ちはもちろんありますが、より大事なのは家の性能だと私は感じます。
ご紹介したような便利な設備やオシャレな設備がなかったとしても、せやま印工務店の標準仕様であれば、十分快適に過ごすことができると思いますよ。
ぜひ、ご検討中の皆さんに参考にしていただけるとうれしいです。

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