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前回、換気システムの第1種換気と第3種換気について、
私が思うそれぞれのメリット・デメリットなどをご紹介しました。
その中で、我が家では
マーベックスの 澄家-sumika-
を選んだのですが、その理由を今回はご紹介していきます。
せやま印工務店で建てる方も、そうでない方も、
換気システム選びってどうしたらいいの?
と迷っておられる方にはぜひ、参考にしていただければうれしいです。
ほいじゃあ、いってみましょう!
もくじ
せやま印工務店の換気システム
せやま印工務店では、「ダクト排気型」の換気システムが標準仕様になっています。
ホントは家づくりを考える時、というか住宅会社や工務店さん選びの時に、どんなシステムがよいのか、自分の家はどんな換気計画にすべきなのか、ということを考えたほうがいいのでしょうが・・・なかなか難しいですよね。
でも、せやま印工務店にお願いする場合は、言い方は悪いかもしれませんが、
そこまで考えなくても大きな失敗がなさそう、というのはかなりメリットが高いと思います。
ちなみに、せやま印工務店の標準仕様は、
・マーベックス「澄家」(第1種換気)
・日本住環境「ルフロ」(第3種換気)
・日本住環境「ピアラ」(第3種換気)
・ガデリウス「JBDG」(第3種換気)
のいずれかにしないといけない、というルールです。
(出典:YouTube 「家づくり せやま大学」)
ちなみにせやま印工務店@滋賀の標準仕様は、
日本住環境の「ルフロ400」(第3種換気)でした。
※2022年9月契約時点
我が家が選んだマーベックスの「澄家-sumika-」や、他にも第1種の換気システムが選べるのですが、「オプション仕様」となっていたので差額が発生したんです。
標準との差額は・・・まあまあ大きかったです。汗
正直、金額を見てかなり悩みましたが、それでも我が家は初期投資だと思って、高額な追加費用を出してでも澄家に変更させてもらいました。
ここからはその理由を7つ、ご紹介させていただきますね。
理由 その1
あとで交換がきかないから
大きな理由の一つ目です。
換気システムは一回入れてしまったらあとで交換するなんてことできない・・・ですよね?おそらく。
ましてやダクト排気型の換気システムですから、家の中にダクトが這い回りますし、もし交換できるとしても大工事になるはずです。
もし交換が簡単にできる、というのならここまで迷ったり考えなかったと思いますが、それこそ一発勝負になるのなら、やっぱり不安が少ない方を選びたくなるのが、心配性のワタシなんですよね・・・。
正直、契約前に概算の金額を聞いていましたし、決して安くない金額だったので悩みに悩みましたが、後でご紹介する理由も考えた時には、
やっぱり初期投資として必要
だと、我が家は考えました。
理由 その2
花粉が家に入ってくる不安を少なくしたかったから
私の契約した2022年9月当時にせやま印工務店@滋賀の標準仕様となっていたルフロ400の標準フィルターは、もちろん花粉をキャッチしてくれます。
ただ、花粉の除去率はカタログ値で
82.2%・・・
https://www.njkk.co.jp/support/shop/detail.html?pdid1=1002
(出典:日本住環境株式会社 オンラインショップ)
というのが、正直な感想です。
私もすし子さん(妻)も、毎年ひどい花粉症に苦しんでいますし、娘たちも鼻水をよく出しています。
かわいそうですが、花粉症も遺伝するでしょう・・・すまん!
なので、壁に穴が開く第3種換気、というのは花粉症持ちの我々にとってはちょっと敬遠せざるを得なかったですし、ましてやフィルターの花粉除去率を見てしまうと、なおさら敬遠してしまったのです。
ただ、花粉症が気にならないのであれば、費用も安価ですし、メンテナンスも楽だと思うので、ルフロ400も良いものだとは思います。
「せやま基準」でもOKとされていますからね。
ちなみに澄家の給気フィルターは、安価な方のフィルターでも花粉のカット率99.8%。
この部分での安心感は、私にとってはかなり大きい要素でした。
https://mahbex.shop-pro.jp/?pid=122827623
(出典・引用:マーベックス メンテナンスストアー)
理由 その3
せやま式屋根裏エアコンを失敗するリスクを低くしたかった
せやま式屋根裏エアコンができる!ということは、せやま印工務店@滋賀に決めた大きな理由の一つでした。
ただ、せやまさんが以前にされていた、noteサロン会員限定のライブ配信に参加して質問をした時、
ルフロ400でも屋根裏エアコンはできると思うが、多少うまくいかないリスクはある
というお話を聞いたことがあったのです。
その大きな理由は、澄家とルフロ400の「給気」の仕方の違いだということでした。
それぞれの空気の入り方について
●澄家の場合
【給気された空気の流れ】
屋外の給気フィルター→熱交換器を通り基礎下へ入る→1階の床に設けたガラリから室内へ
→2階へ空気が上がる→廊下を通って扉から室内へ入る
(出典:YouTube「株式会社マーベックス」)
●ルフロ400の場合
各部屋の壁に設けた「スクウェアフロー(給気口)」から室内へ
→扉の方向に空気が動く
(引用:日本住環境「ルフロ400」カタログ)
・・・お分かりでしょうか?
澄家とルフロでは、
空気の通り方が全く逆になる
んです。
澄家は扉→室内
ルフロは室内→扉
たぶんそれが、「うまくいかないことがある」ということの理由になるのだと、私は判断しました。
なんせ、
せっかく屋根裏エアコンを入れたのに、失敗して各部屋にエアコンをつける・・・なんてことはイヤだ!
と思ったのです。
各部屋にエアコンをつけたら、1部屋10万円として4部屋で40万円。
しかも外は室外機だらけに。ましてや故障したら買い替えも・・・。
澄家でも決して失敗するリスクがゼロ!ということではないとは思いますが、少しでもリスクを減らすために澄家を選びました。
※ちなみに、各部屋にエアコンをつける費用を想定したら、澄家の追加費用はそこまで気にならなくなったかなぁ、とは思いました。
理由 その4
フィルターの掃除の心配を減らしたかった
換気システムの性能を維持するためには、
せやまさんもおっしゃっていますが、日々のフィルター掃除が大切になります。
(出典;YouTube 「家づくり せやま大学」)
せやま印工務店@滋賀の標準仕様、ルフロ400は第3種換気。
しつこいようですが、多少なりとも壁には穴が開いているわけです。
なので、
しかもその虫が家に入ってくるかも・・・
なんてことを考えたら、ちょっと敬遠したくなったのです。
※実際どうなのかは、正直分かりません。
あくまで私の予想ですので悪しからず。
理由 その5
冬寒いのを避けたかった
モデルハウスを訪れたときに、ルフロの給気口(スクウェアフロー)があったのでちょっと手をあててみました。
【スクウェアフロー】
(引用:日本住環境「ルフロ400」カタログ)
もちろんそこまでビュービューと風が入ってくるわけではないんですが、やっぱり多少、冷たい空気が入ってくるのが分かりました。
ただ北海道など−15℃を下回る地域だと、第1種換気の熱交換器が凍る恐れがあるため、そもそも第3種換気しか使えない、という地域もあるようですね。
その場合は、空気が出る部分にパネルヒーターをつけるなど、冷気対策が必要になるみたいです。
ちなみに滋賀県は省エネ基準の「5地域」。
いちおう区分としては「温暖地」なのですが、冬はまあまあ寒くなります。
特に湖北や湖東は毎年ドカッと雪がつもることがありますね。
せやま印工務店では、UA値は0.6以下、C値は0.7以下が担保されているので、バリ寒いんじゃ!・・・ってなことにはおそらくならんとは思いますが、どうしても今住んでいるアパートの寒さを体感すると、
なので、ここもリスクを回避したいという思いから、澄家を選びました。
理由 その6
暖房効率を上げたかったから
理由その5とも多少重複しますが、電気代はどうしても冬場にかさみますよね。
ルフロ400に限りませんが、第3種換気は外気がそのまま入りますから、冬は多少なりとも冷気が入ることになります。
なので、澄家のような第1種換気と比較すると、特に冬場の暖房代が高くなることで、年間にかかる冷暖房代が高くなる傾向にあるようです。
(出典:日本住環境「ルフロ400」ホームページ)
また、暖かい空気は下から上に上がります。理由その3でも書きましたが、澄家は床下から家全体に空気が回るので、せやまさんも動画にされていましたが、
リビングエアコン1台で家全体の暖房ができる!
・・・らしいのです。
(出典:YouTube 「家づくり せやま大学」)
これについては冬が来た時に、一度我が家でも試してみて検証したいと思います。
理由 その7
せやまさんが「澄家」を推奨していたから
なんといっても、私はせやまさんを全面的に信用してますから。笑
というのはともかく、せやまさんが「コレは大切!」とおっしゃる、
窓・気密・断熱・換気・シロアリ対策
の5大要素のひとつである「換気」。
そんな大事な要素の中で「澄家」を推奨されているというのは、やはり私にとって重要度が高かったですし、澄家を選べば大きく失敗することはない!と思いまして、変更をすることにしました。
あとがき
毎度長文でスミマセン・・・汗
書き始めるとあれやこれやとなってしまいましたが、換気システムはなんせ、一度入れると変えられないかも、という重要な要素だったので、かなり慎重に検討をしました。
メンテナンスの手間や冬場の体感などは、まだ今は分かりませんが、実際に住み始めてから、そのあたりもお伝えしていきますね。
補足資料
住み始めて実際に体感したメンテナンスや冬の室内温度など、気になっていたことを記事にしました!
もしよろしければこちらもご覧ください!
今日もありがとうございました!
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